ブログの基本構造を本に例えて説明します
ブログと聞くと日記と思われる方がおられると思います。
趣味でブログを利用する場合は日記でもいいのですが、ビジネスで活用するとなると少し意味合いが変わってきます。
単に日記を書いているだけでは集客に結び付きません。
そのへんはまた機会をみつけて説明させて頂きますが、まず今回は「ブログの事が全く分からない」という方のために、ブログの基本的な構造を本に例えながら優しく説明させて頂きます。
ブログの基本構造
基本中の基本!押さえておくのはこの4つ
基本的にブログの構造を大きく分類すると
・ブログタイトル
・カテゴリー
・ページ
・ページタイトル
の4つに分けられます。
細かく言うともっといろんな構造がありますが、とりあえずこの4つだけを覚えておいてください。
これを理解する事ができれば、ブログというものがどのようなものかが分かるようになります。
ブログを本に例えると分かりやすい
PCが苦手な方にとってブログという言葉だけで敬遠してしまいたくなると思います。
ただ、ブログがインターネット上の物と思うから分からなくなるだけであって、身近な物に例えると意外と簡単に基本構造が理解できます。
では、皆さんの身近にあるものでブログと構造が似ている物が何かと言えば『本』になります。
小説でも雑誌でもビジネス書でも、何でも構いません。
基本的に本とブログの構造は似かよっています。
本の構造をブログの基本構造に例えると
章 → カテゴリー
内容 → ページ
内容の見出し → ページタイトル
こんな感じでしょうか。
それでは、細かいことは無視する事として、引き続きブログの基本構造を本に例えて説明します。
ブログ各部の説明
それでは稲盛和夫氏の著書『生き方』という本を参考に説明を進めさせて頂きます。
これは私が感銘を受けた本ですが、ただ単にこの本にしようと思っただけで、特に宣伝する意図などはございませんので、この後も安心して記事を読み進めてください。
ブログタイトル
本を見ると表紙には『生き方』とデカデカとタイトルが書いています。
背表紙にも『生き方』と書いています。
これが本のタイトルです。
ブログの場合もこれと同じでタイトルがあります。
会社名がブログタイトルなっていたり、内容が分かりやすいようなブログタイトルを付けている人もいます。
会社名がタイトル
会社のホームページでブログ機能が付属されている場合は、ほとんどの場合が会社名がタイトルになっています。
会社のホームページの中のブログ機能を活用している訳ですから、会社名になって当然と言えば当然ですが・・・
当サイトでいうと『KeiStyle』がタイトルになります。
会社名以外がタイトル
ブログ単体のサイトは、内容が分かるようなタイトルが付けられています。
『独立・起業 個人事業からはじめよう!』
『アンチエイジング 美肌になる方法』
など。
また、有名人の場合は
『○○オフィシャルブログ』
『○○公式ブログ』
など、名前をそのままタイトルにしている場合も多くあります。
カテゴリー
内容を整理するための章
それでは『生き方』を開いてみましょう。
通常、初めの方に目次があります。
『第1章 思いを実現させる』
『第2章 原理原則から考える』
『第3章 心を磨き、高める』・・・
と本の内容が章によって分類されています。
この章が無いと、どういった内容が書かれているか分かりませんよね。
この『思いを実現させる』などの章が、ブログでいうカテゴリーになります。
この章には”思いを実現させる”ための内容が書かれています。
カテゴリー分けは、読みやすいブログの基本です。
ページ
本と同じ意味
ペラペラとめくる本のページと同じです。
ブログの場合はめくるのではなく、ページを移動すると言います。
各ページ文字数の制限が無い
本の場合は各ページに文字数の制限があります。
既定の文字数に達すると次のページになりますが、ブログには基本的に文字数制限がありません。
1文字でも100文字でも1万文字でも百万文字でも文字数の制限がありませんので、いくら文字数が増えても画面が縦に長くなるだけで同じページに収まります。
ページタイトル
そのページの見出し
『生き方』の目次を見ると『第1章 思いを実現させる』の中に
『求めたものだけが手に入るという人生の法則』
『寝ても覚めても強烈に思いつづ’けることが大事』
『現実になる姿が「カラー」で見えているか』・・・
という内容が羅列されています。
これが、ブログでいうページタイトルになります。
ページタイトルを見ると、そのページの内容が分かるようになっています。
本にはない機能
呼び出し機能
カテゴリー別で呼び出し
ブログの記事は必ずカテゴリーで部類されています。
例えば整体院のブログで『頭痛』『腰痛』『膝痛』というカテゴリーに記事が分類されているとします。
腰が痛い方が腰痛に関する記事を読みたければ、『腰痛』というカテゴリーに分類されている記事だけを呼び出す事が可能です。
日付別で呼び出し
ブログの記事には必ず書いた日付が記録されています。
例えば旅行会社のブログで、夏に関する記事を読みたければ『○年7月』『○年8月』というように、日付別の記事を読むことができます。
但し、設定によっては日付を表示させないようにできますので、その場合は日付で呼び出す事はできません。
投稿者別で呼び出し
ブログは1人ではなく複数人で運営する事もあります。
例えば釣り具メーカーのフィールドテスターのブログでは、各フィールドテスターごとに呼び出すことができます。
オフショアの場合はAさん、ライトゲームならBさん、Cさんは鮎釣りなど、ご贔屓(ひいき)のフィールドテスターの記事を呼び出して読む事が可能です。
キーワードで呼び出し
検索窓が設置されているブログもあります。
これは、そのブログ内だけ有効な検索機能です。
googleやYahoo!と同じ方法でキーワードを入力して検索ボタンを押すと、それに関する記事をブログ内から呼び出す事ができます。
編集機能
本は一度出版してしまうと修正が出来ません。
再出版で改訂する事くらいしかできませんが、ブログは一度公開しても編集可能です。
内容はもちろん、ブログタイトルやページタイトル、内容からカテゴリーに至るまで、公開した後でも何度でも編集可能です。
動画の埋め込み
本に動画を埋め込む事はできませんが、ブログには動画を埋め込む事が可能です。
動画だけでなく、いろんなツールと連携させる事が得意なのがインターネットの特徴です。
SNSボタン
ブログにはSNSと連携させるためのボタンを設置する事ができます。
フェイスブックページやツイッター、インスタグラムなどが有名なところですが、他にもいろいろあります。
これがインターネットの強みですが、このSNSを活用して記事を拡散することも可能です。
いいねボタン
ブログには、いいねボタンを設置できますので読者の反応を見るとこができます。
読者が満足した記事のいいねボタンをクリックすると数字が加算されて表示されますので、人気がある記事かどうか一目で判別できます。
コメント
ブログには読者が自由に感想を書き込めるコメント機能があります。
コメント機能はブログの賑わいを出すには有効ですが、反面困ったこともあります。
良いコメントなら問題ないのですが、中には誹謗中傷を書き込んだり、商品の宣伝を書き込む人がいますし、コンピュータープログラムを利用して自動で書き込むようなスパム(ネット上の迷惑行為)もありますので注意が必要です。
ブログには承認後にしかコメントを公開できない機能がありますので、スパムで困った時はこの機能を活用しましょう。
トラックバック
他のブログから『リンクを貼りました』という通知が来る機能です。
善意でされる方はいいのですが、これもコメントと同様に悪意がある場合がありますので注意が必要です。
ブログのメリット
ローコスト
PCやスマホを使っている以上、全く費用が掛からない訳ではありませんが、本を出版するコストを考えるとほとんどコストがかかりません。
発信する方も、閲覧する方も非常にローコストで利用できます。
いつでも何処からでも自由に情報発信
ブログの最大のメリットは、自由なことです。
自分が思っている事や考えている事が、常識の範囲内であれば制約を受けることなくインターネットで自由に発信することができます。
またインターネット環境があれば、職場であろうと自宅であろうと、カフェや車の中など何処からでも思ったときに情報発信が可能です。
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いつでも誰でも閲覧可能
基本的にブログは誰でも自由に閲覧する事が可能です。
それも、時間や場所に関係なく。
早朝だろうが真夜中だろうが、ブログにはアクセスがあります。
これが24時間365日休まず働く営業マンと言われている理由です。
ブログのデメリット
記事の信憑性が低い
誰でも自由に情報を発信できるのがブログのメリットであり、実はそれが最大のデメリットなのです。
自由が故、その情報の信憑性が問題となります。
巷を騒がせているフェイクニュースはその最たるものです。
また、悪意がなくても間違った知識を堂々と公開している人もいます。
特にアフィリエイトブログ(ネット広告からの収入を目的としているブログ)の中には、かなり信憑性の低い内容が多いように思います。
見てもらうまでが大変
今やインターネット上に情報は氾濫しています。
その中から見つけ出してもらおうと思えば、その努力は並大抵のことではありません。
ブログも例に漏れず、見てもらうまでが大変です。
一旦見つけてもらう事ができてこそ、ようやくそこがスタート地点です。
スタート地点まで程遠いのがインターネットの世界です。
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個人情報がダダ洩れ
スマホから簡単に投稿できるのがブログの便利なところですが、GPSがオンになったまま撮影した写真をブログに貼り付けた場合、簡単にその場所を特定できます。
出先で撮った写真ならまだいいのですが、自宅で撮った写真を公開すると・・・
また、リフォーム会社の人が工事実績の写真をスマホで撮ってブログにアップすると・・・
お客様の住所を公開しているのと同じです。
誰も知らない人に個人情報を教えているようなものですよ。
まとめ
ブログの構造を理解していただけましたでしょうか。
基本的に本と同じですから、あまり難しく考えずにとりあえず使いながら覚えていくくらいの考えでいいのではないでしょうか。
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